カントン水とは?期待される効果とミネラル補給|塩の選び方も解説

カントン水アイキャッチ 体整えロードマップ

【はじめにお読みください】
本記事は、筆者がコロナ後遺症の療養中に学び、実践した個人的な体験記録です。
特定の療法や栄養素の効果を保証・推奨するものではなく、医療行為に代わるものでもありません。
体調に不安のある方は、必ず主治医や専門の医療機関にご相談ください。

自然は神様からの贈り物。
こんにちは、ナチュラルトレードライフです。

前回は、エネルギー生産の流れを、よりスムーズに燃焼させる特別アイテムとして「クエン酸」を紹介しました。

今回は、体を支えていくための土台になるアイテムである「カントン水」(生体ミネラル水)を紹介します。

皆さんは「塩はどれも同じ」と思って、価格のみを重視して塩を選んでいませんか?
実は、市販されている塩の成分は、製法や種類によって本当にまちまちなんです。
良かれと思って選んだ塩が、実は大切なミネラルバランスを崩してしまう原因になっている可能性も考えられます。

そのため、ミネラルを味方につけるには、「塩の選び方」こそが最大のポイントとなります。
この記事では、体に必要なミネラルの本質的な働きや特徴、そして「本物の塩の選び方」を分かりやすくお届けします。

このブログでは、私が絶望の中で学び、実践してきた道のりを、以下の3つのステップで丁寧にお伝えしています。

  • 【知識編】各療法の仕組みを知る(全9回)
    • 第1回:体の仕組み(発電:ATP・クエン酸回路)✅【済】
      (元気の正体「ATP(エネルギー)」と、細胞の発電所の動かし方)
    • 第2回:栄養療法(材料:藤川理論)✅【済】
      (回路を動かす部品:タンパク質・鉄・ビタミンの重要性)
    • 第3回:クエン酸健康法(代謝ブースト・点火のイメージ)✅【済】
      (回路を直接まわし、溜まった乳酸を再利用する「着火剤」の話)
    • 第4回:ミネラル・カントン水(体内環境の土台)✨【今回】
      (海水の力を借りて、体液のミネラルバランスを整える「土壌」の話)
    • 第5回:免疫の仕組み(安保理論)
      (自律神経と白血球の法則:なぜ体本来の力が発揮しにくくなるのか)
    • 第6回:自然療法(東城流の実践)
      (自然の生命力を活かす:身近なものでできる手当てと食養)
    • 第7回:ケトン食(エネルギー源の切り替え)
    • 第8回:断食(細胞のお掃除)
    • 第9回:運動療法(循環:代謝の定着)
  • 【実践編】具体的なアプローチ方法
    (学んだ知識から実際に試したアプローチ方法)
  • 【心の持ち方編】自分の体調との向き合い方
    (回復を支える心の在り方)

    ロードマップ全体の流れや各記事を一覧で確認したい方はこちら
    ▶【不調回復ロードマップ

それでは、ミネラルの真実を一緒に学んでいきましょう。

※ 本記事は、村上譲顕氏・横田邦信医学博士の著書および木村一相歯科医師の記事を参考文献として作成しています。
内容の監修・推薦を受けたものではありません。

カントン (キントン) 水

体を維持し、整えるには、ミネラルバランスが重要です。

古代の海水が私たちの細胞を作った

フランスの生理学者であるルネ・カントンは、多くの不調は、「ミネラルバランス」の乱れと関係があると考えていました。

カントンは、
「人類は、はるか昔の古代時代、海水の中で生命が生まれ、陸へと住む環境を変え、進化を遂げてきた」
「体の中の細胞は、今も体内環境という古代海水の中で生活している」
と考えていました。

実際に、血液のミネラル組成と古代海水の組成が似ていることを見つけ出しました。
等張液まで薄められた海水は、人間の体の中の環境と同じであるという考えから、薄めた海水を静脈注射する治療を施しました。
等張液:体液の浸透圧とほぼ同じ、細胞に水を入れたり出したりする圧力がかからない濃度まで薄めた液

その結果、歴史的な記録によると、当時は打つ手がなかったような深刻な流行病や、心身の衰弱に悩む多くの人々の助けになったとされる記録が残されています。
これは、海水に含まれるミネラルバランスが、「細胞の環境を整える」サポートをしたと考えられています。

現在の日本でも、体内に必要な成分である78種類のミネラルを含む特定の海水を使って、いくつものクリニックで、カントン海水療法を取り入れているクリニックもあるようです。

塩は摂るべき?控えるべき?

カントンの功績から、「ミネラルバランス」が重要だということはわかりました。
しかし、ミネラルの補給源として、塩は摂るべきなのでしょうか?
私の感覚ですが、「減塩」を進める医師が、多い印象があります。

実際に、さまざまな医師の書籍を読み比べ、塩に関する記述を比較してみましたが、医師によって見解はさまざまです。

減塩派の医師が問題としているのは、ナトリウムの過剰摂取です。
ナトリウムが、血液の圧力をあげる働きがあるため、血圧との関係を気にする医師もいるようです。

塩の摂取を勧めている医師は、ナトリウム以外の多くのミネラルも摂取できることをメリットとしてあげています。
塩の摂取を勧めている医師は、共通して、「精製塩」ではなく、「自然塩」の摂取を勧めています。

現在、スーパーで売られている塩のほとんどは、「精製塩」です。
ナトリウムの過剰摂取が問題であるならば、「自然塩」を選ぶことで、その懸念を和らげる可能性があると考える医師もいるようです。

「塩化ナトリウム単体」を摂ることではなく、ミネラルバランスを意識することが大切なのではないかと感じています。

ミネラルバランス

では、次に精製塩の「塩化ナトリウム」のように、あるミネラルを「単体」で摂ることによって起きる弊害について、お話します。

シーソーのような関係のミネラル

「ナトリウム」と「カリウム」の拮抗関係

ミネラルには、一方が増えすぎるともう一方が追い出されてしまう「シーソーのような関係」があります。
例えば、以下のような組み合わせです。

  • 「ナトリウム」と「カリウム」
  • 「カルシウム」と「マグネシウム」
  • 「銅」と「亜鉛」

「ナトリウム」と「カリウム」の関係を例にあげます。

「ナトリウム」を多く含む精製塩を過剰に摂取すると、バランスをとるために「カリウム」が体の外に排出されてしまします。
「ナトリウム」と「カリウム」は、バランスをとることで、細胞内の「浸透圧(水分バランスを保つ圧力)」を一定にコントロールしています。

しかし、精製塩の摂りすぎでカリウムが不足すると、この水分バランスが保てなくなり、結果として血圧に影響をあたえることがあるとされています。

ナトリウム過剰が血管に与える影響イメージ図

「ナトリウム」は「悪者」ではなく、体にとって非常に重要なミネラルの1つです。
しかし、摂る量やバランスによっては、「悪者」に変身してしまいます。
精製されたものなど、単体でのミネラル摂取には気をつけたいものですね。

🌊 ミネラルバランスが崩れると・・・

ナトリウムが増える⤴️とカリウムが減る⤵️ ⇒ 水分バランス(浸透圧)が保てなくなる
⇒ 血圧に影響をあたえることがある

肉などの動物性の食材には「ナトリウム」が多く含まれ、野菜などの植物性の食材には「カリウム」が多く含まれています。
「今日は少し塩分の強いものを食べてしまったな」という時は、意識して野菜を多めに食べるのもよいかもしれませんね。

マグネシウムの重要性

「ナトリウム」「カリウム」など、どのミネラルも重要なのですが、特に注目したいミネラルの1つにマグネシウムがあります。
その理由は、以下になります。

  • 体を維持するためのエネルギーを生み出すプロセスは、マグネシウムが深く関わっている
    (詳しくは、第1回「体の仕組み」をご覧ください)
  • ストレスで失われやすい

マグネシウムは、350種類以上の酵素※1を活性化させて、体の中のさまざまな代謝や化学反応をサポートしています。
「健康長寿との関係で注目されている栄養素」と言われるほど、重要な役割を担っています。

マグネシウムは、「抗ストレスミネラル」と呼ばれ、イライラとの関連が注目されています
そのため、ストレスの多い現代社会では、マグネシウムを体の中で大量消費してしまう可能性が非常に高いのです。

※1 食べ物を分解したり、筋肉を動かしたり、肌の代謝に関わる働きをする

マグネシウムとカルシウムの関係

先ほど、お話しした通り、「マグネシウム」と「カルシウム」もシーソーのような関係にあります。

  • 「マグネシウム」(+カリウム): 筋肉を緩める(リラックス)
  • 「カルシウム」(+ナトリウム): 筋肉を収縮させる(緊張)

このミネラルバランスを整えることで、筋肉がスムーズに動くと考えられています。

実は、この話は、次回「第5回(免疫の仕組み)」の話とつながっています。
あわせて読んでいただくことで、「なるほど!」といった納得感につながるはずです。

マグネシウムの摂取方法

マグネシウム研究の権威である横田邦信医学博士は、「マグネシウムが豊富な自然塩」や「にがり」での摂取を推奨されています。
にがりの主成分は塩化マグネシウムという「単体」に近いものですが、現在人は、マグネシウムが不足しがちな傾向があると言われています。

その不足分を補う「緊急の補充」という視点では、非常に効率的な方法と言えるのではないでしょうか。
ただし、摂りすぎると、お腹を緩くする可能性があるため、注意してください。

マグネシウム不足のサイン

マグネシウム不足のサインとして、以下のような心身のゆらぎが指摘されています。

片頭痛、口内炎、つわりが酷い、PMS(月経前症候群)、こむら返り、便秘など
(※ 横田邦信医学博士の著書における言及を参考に記載しています)

マグネシウムの摂取を意識してみるのもよいかもしれません。

【コラム:カルシウムと石灰化】

余談ですが、「石灰化との関係で注目されている」というお話を聞いたことがあります。

石灰化とは、本来なら骨に届くべきカルシウムが、血管などに沈着してしまう現象です。

ここでポイントになるのが、カルシウムとマグネシウムの「シーソー関係」です。
「マグネシウムを豊富に含む自然塩」や「にがり」を摂り、体内のミネラルバランスを
意識することが、体本来のバランスへのアプローチになるのかもしれません。

さらに、吸収されたカルシウムを正しく骨へと誘導する「ビタミンDとビタミンK2の割合」も深く関係しているため、ミネラルだけでなくビタミンのバランスを合わせて意識することも、一つのポイントになりそうです。

自然塩の選び方

現在、流通している塩のほとんどが、「精製塩」です。
「自然塩」と「精製塩」を見分けるための方法をお伝えします。

「製法」の違いで見分ける

商品パッケージの裏の表示の「製法」をチェックしてみてください。

  • 精製塩(単体摂取になりやすい)
    「イオン膜・立釜法」
  • 自然塩(ミネラルバランスが豊富)
    「天日・平釜法」「逆浸透膜・平釜法」「平釜・噴霧乾燥法または加熱ドラム法」
  • 再生自然塩(精製塩と自然塩の中間)
    「溶解・立釜法または平釜法」

再生自然塩は、輸入塩を再度溶解して、にがりを足したものです。
ミネラル含有量は少なくなっています。

選ぶなら「天日・平釜」が理想的だと感じています。

塩化ナトリウム以外の含有量

製法が同じであっても、ミネラルの含有量には違いがあります。
「ぬちまーす」はマグネシウムをはじめ複数のミネラルを含む自然塩です。
私自身も日々の食事にぬちまーすを取り入れています。
詳細は各販売会社のホームページなどで、栄養成分表示を確認できます。

🧂ミネラルの「甘さ」と「コク」

ミネラルをたっぷり含んだ自然塩は、単に「しょっぱい」だけでなく、「甘さ」「コク」を持っています。
お料理がとっても美味しくなりますよ!

摂取の目安

摂取の目安は「自分の味覚」が教えてくれます。

塩が足りない時は「旨味や甘み」を感じ、足りている時は「ピリピリ・しょっぱい」と不快に感じます
「美味しい」と感じる範囲が、適量になります。

ミネラルバランスの整った自然塩は、多少多く摂りすぎても、含まれる他のミネラルが協力して、余分な分を排出する働きがあると言われています。
体内のナトリウム濃度が高くなり、一時的に血圧が上がったとしても、腎臓が処理する仕組みがあるとされていますが、気になる方は専門家にご相談ください

⚠️ 注意

腎臓疾患のある方は、「ナトリウム」や「カリウム」などを排出する能力が低下しているため、注意が必要です。

簡単カントン水の作り方

カントン海水療法としては、クリニックでの受診が必要となりますが、自宅でも簡易的なカントン水を作ることができます。

カントン水の作り方:水500mlに対して、自然塩を4.5g(小さじ1弱)を混ぜる

これが人間の体液に近い濃度(約0.9%)です。
細胞にじっくりとミネラルを染み渡らせるように、「ちびちびと時間をかけて」飲むのがポイントです。

先ほどお話したように自然塩のミネラル量には大きな違いがあります。
そのため、私は、カントン水の自然塩は「ぬちまーす」を選んでいます。

カントン水は、体内のミネラルバランスを太古の海水に近づけるためのものです。
「ぬちまーす」は、独自の製法によって、海水の成分を丸ごと結晶化させているので、カントン水に適していると感じています。

※「ぬちまーす」は軽いため、少し多めの「山盛り小さじ1杯」が目安です。

その他にも、体、顔、頭を自然塩水で洗う方法もおすすめです。

塩洗浄水の作り方:自然塩20g水180㏄を広口びんに入れて、よく混ぜる

市販の洗顔やシャンプーで肌トラブルを起こしやすい方の中に、頭皮ケア・肌ケアとして取り入れている方もいるようです。
気になる方はお試しいただくのもよいかもしれません。

まとめ

減塩が健康というイメージが当たり前とされる中で、大切なのはその量よりも「ミネラルバランス」ではないかと感じています。

  • 「精製塩」ではなく、「自然塩」を選ぶ
  • シーソー関係のミネラルを意識して、単体ミネラルの摂取に気をつける
  • 体液に近い0.9%のカントン水で、細胞へのアプローチとして活用する

海水が体を癒してくれる。
やっぱり自然は、懐が深いですね。

スーパーで塩の表示を確認してみることからはじめてみませんか?
自然の恩恵を日々の生活に取り入れてみましょう。

次回は、自律神経と免疫力(安保理論)から、体本来の力が発揮しにくくなるのか。
「免疫力」についてお話ししていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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参考文献・引用元(詳しく学びたい方へ)

この記事で解説した内容は、私自身の経験に加え、以下の信頼できる文献をベースにしています。

村上譲顕氏・横田邦信医学博士監修の著書など参考書籍

一歩踏み込んだ仕組みや、より具体的な実践事例をじっくり確認したいときは、ぜひこれらの本も読んでみてください。

日本人には塩が足りない! ミネラルバランスと心身の健康 [村上譲顕 著]
医師が教える!マグネシウムのすごい力 [横田 邦信 著]
※書籍タイトルはそのまま記載しています。紹介はあくまで参考情報であり、内容の効果を保証するものではありません。

データ引用・参照元

記事内の客観的な事実や統計については、以下の公的機関および専門データを参照しています。

キントン海水療法をご希望の方へ:たかはしクリニック院長ブログ
QUINTON海の医学校 :木村一相歯科医師が所長を務めています

【ご注意】
本記事の内容は、筆者がコロナ後遺症の療養中に学び実践した個人的な記録です。
紹介している情報・療法・栄養素の効果には個人差があり、体質・持病によっては適さない場合もあります。
本記事の情報をもとに行動される場合は、自己判断せず、必ず主治医や専門の医療機関にご相談ください。
本記事はいかなる疾患の予防・治療・改善を目的としたものではありません。

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