庭の広さで選ぶ家庭菜園|初心者でも失敗しない栽培方法の選び方

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自然は、神様からの贈り物。
こんにちは、ナチュラルトレードライフです。

「庭が狭いから」「日当たりがあまりよくないから」と、家庭菜園をあきらめてしまったことはありませんか?
あるいは、プランターで育ててみたものの、水やりが大変で続かなかったという方もいらっしゃるかもしれません。

私は、狭く日当たりのよくない庭でのプランター栽培からスタートしました。
その後、ガーデンエッジ栽培、レイズドベッド栽培を経験して、今では4m×4mの菜園で、無農薬・無化学肥料の野菜づくりを楽しんでいます。

みなさんの置かれている環境は、それぞれ違うと思いますが、ご自身の環境に合った方法を見つけるためのお役に立てていただけたら幸いです。

実際に育ててみると、それぞれの方法に良さもあれば、工夫が必要な点もあることがわかりました。

この記事では、各栽培方法のメリット・デメリットと、私が続けるために取り入れてきた工夫をご紹介します。

皆さんが、ご自身の環境に合った楽しみ方を見つけるきっかけになれば嬉しいです。
本記事では、次の2点についてお話していきます。

  • プランター栽培から菜園栽培まで、それぞれのメリット・デメリット
  • 日当たりが悪い環境での栽培

ご自身に合った栽培方法を見つけるヒントになれば嬉しいです。

プランター栽培

まず、手軽にはじめられる「プランター栽培」からはじめていきます。

メリット・デメリット

【プランター栽培のメリット・デメリット】

👍メリット
  • 庭がない、狭い場所でも育てられる
  • 100円均一など、低コストで道具をそろえられる
  • 日当たりなどに応じ、場所を移動できる
🙅デメリット
  • 水やりの手間がかかる(水枯れリスク)
    特に夏場やコンクリートの上での栽培の場合
  • 培養土を買うコストがかかる
  • 土の再生に手間がかかる

室内・屋外を問わず設置でき、道具も比較的低コストでそろえられることが、プランター栽培の大きな魅力です。
また、天候や日当たりに応じて置き場所を移動できる点も、大きな利点だと感じています。

一方、暑い時期には朝夕2回の水やりが必要になることが多く、近年の猛暑では、それでも土が乾燥してしまうことがあります。
さらに、コンクリートの上に置くと熱の影響を受けやすく、植物が弱りやすくなります。

培養土は毎回新しく購入することもできますが、コストがかかります。
再利用する場合も、古い根を取り除き、再生材や新しい培養土を混ぜるなどの手間が必要です。

根などの有機物を発酵促進剤(米ぬかや市販の発酵剤)を加え、分解するのを待つという方法もありますが、プランター内で分解するには、非常に時間がかかるため、あまり向いていません。
また、根を残すと、病原菌の温床になることもあり、連作障害※1の原因になります。

※1 連作障害:同じ場所で同じ科の作物を続けて育てることで、生育不良や病害虫が起こりやすくなる現象

工夫と対策

水やりの手間がかかる

  • 遮光ネットを使う
  • 底面積が広いプランターを使う
    → 保水量が増え、乾燥しにくくなります。
  • 底面給水プランターを使う
底面給水プランターの説明画像
底面積の広さ、説明画像

コンクリート上のプランター

  • 陶器製の鉢や素焼き鉢を使う
    → プラスチック製に比べて熱が伝わりにくく、鉢内の温度上昇を抑えやすいと感じています。
  • すのこや木材を挟み、コンクリートから距離をとる
    → 地面からの照り返しや熱の影響を和らげることができます。
🌿プランターに向いている植物

オレガノ、セージ、ローズマリーなどのハーブ系の植物

ハーブ系は、繁殖力が強く、地植えでは広がりやすいことがあるため、管理しやすいプランター栽培がおすすめです。
ハーブ類は環境に強いものが多く、わが家ではほとんど肥料を与えていませんが、元気に育っています。

まずは、ハーブなどの育てやすい植物を培養土の「使い切り」ではじてみるのも良いかもしれません。

ガーデンエッジ栽培

ガーデンエッジイメージ図1
ガーデンエッジイメージ図2

次に、狭い庭で手軽に始めることができる「ガーデンエッジ栽培」について、お話しします。

メリット・デメリット

ガーデンエッジで育てている画像を置く

【ガーデンエッジ栽培のメリット・デメリット】

👍メリット
  • 狭い庭でも始めることができる
  • プランターに比べて、水切れがしにくい
🙅デメリット
  • 庭の土が固い、あるいは石が多い場合、真っ直ぐ設置することが難しい
  • 仕切りを超えて、外に侵入する可能性がある

「ガーデンエッジ」とは、以下のような庭を仕切るための園芸用資材のことです。
▶ ガーデンエッジのリンク:詳しくはこちら

狭い庭でも簡単に始められます。
地植えしているため、プランターに比べると、水やりの回数が減り、水切れで枯れることが少なくなります。

ただ、庭の土が固かったり、石が多い場合は、仕切りを真っ直ぐに設置をすることが難しくなります。
我が家でも、庭の土が固いので、土を一度掘って、仕切りを設置しました。
設置の時に、少し手間はかかりましたが、一度設置してしまえば、手を加えることなく、そのまま使い続けることができます。

日当たりと実際に使った感想

我が家では、一日に数時間しか日に当たらないような日当たりが悪い場所に設置しています。
ゆっくり育てていく感じで、ほとんど放置しています。

日当たりが悪いのですが、「三つ葉」「ニラ」「大葉」「パセリ」など、日当たりが悪くても育つ野菜を育てています。
こういった薬味になる野菜は、「少し使うだけなのに買うのはもったいない」という気持ちがあるので、使いたい時に、庭に採りに行く。
そんな暮らし方がとても気に入っています。

これらの野菜の他にも、日当たりが悪い場所で育つ野菜には、こういったものがあります。

「ホウレンソウ」「小松菜」「レタス」「ミョウガ」

日当たりが限られている場合は、その環境に合った野菜を選ぶのも一つの方法です。

こぼれ種で三つ葉が育つ様子

我が家の三つ葉は日当たりが悪い場所に植えていますが、こぼれ種でどんどん増えています。

ときにはガーデンエッジの仕切りを超えて、外にまで力強く芽を出して育つほどです。

広がりすぎて困るようなら、半年に一度ほどはみ出した部分をハサミでカットするだけで大丈夫です。

🌱日陰・半日陰で育てやすい野菜

三つ葉・ニラ・大葉・ホウレンソウ・小松菜・レタス・ミョウガ

ガーデンエッジ栽培に向いている野菜・向いていない野菜

🌿向いている野菜

レタス、小松菜、ほうれん草などの葉物野菜

🥕向いていない野菜

ニンジン・大根・ゴボウなどの根菜類
ジャガイモ・サツマイモなどのイモ類

葉物野菜は、根を深く張る必要がないため、浅い土壌でも効率よく栄養を吸収できます。

レイズドベッド栽培

レイズドベッドイメージ図1
レイズドベッドイメージ図2

続いて、レイズドベッドについてお話します。

メリット・デメリット

【レイズドベッド栽培のメリット・デメリット】

👍メリット
  • 比較的、乾燥に強い
  • 水はけが良いので、雨が降り続いても安心
  • 土の再生や管理がしやすい
  • かがむ必要がなく、作業時の姿勢が楽
🙅デメリット
  • 初期費用がかかる
  • 製作に労力がかかる
  • 木材で製作する場合は、腐食するリスクがある

レイズドベッドは、プランターやガーデンエッジと比べると、乾燥に強く、水はけも良いため、安定した環境で育てることができます。
土の再生もしやすいため、秋に落ち葉などを入れておき、発酵促進剤(米ぬかや市販の発酵剤)を加え、分解させて、土づくりをすることもできます。

しかし、レイズドベッドは初期費用や製作の手間がかかるという面があります。
ですが、一度しっかりと製作、設置してしまえば、姿勢が楽で作業しやすく、長く家庭菜園を楽しむ上で大きなメリットだと感じています。

また、木材で製作すると自然な雰囲気で見た目も良いですが、腐食する可能性があります。
その点、ホームセンターなどで売られている「あぜ板」で製作すれば、長く使用することができます。
▶ あぜ板のリンク:詳しくはこちら

最初の準備は少しだけ頑張る必要がありますが、その分、収穫のよろこびや栽培の効率は格段に上がると感じています。

土づくりと実際に使った感想

レイズドベッドの大きな特徴は、土を再生しながら、長く使うことができるという点です。

我が家では、秋に落ち葉などを入れ、米ぬかや市販の発酵剤などを加えて分解させ、土づくり※1をしています。

レイズドベッドは、プランターとは違い、土の量を多く確保できるため、微生物が活動しやすい環境を作りやすく、土の状態を維持しながら使い続けることができます。

補いきれない分は、必要に応じて腐葉土やバーク堆肥などを購入して追加していますが、基本的には、毎年少しずつ土を育てています。
そのため、新しい培養土を大量に購入する必要がなく、経済的に家庭菜園を続けることができます。

プランターのように毎年大量の土を入れ替える必要が少なく、長く家庭菜園を続けるには扱いやすい栽培方法だと感じています。

※1 土づくり:落ち葉や木材などの有機物を微生物の働きによって発酵・分解させ、堆肥化することで、土の環境を整え、野菜が育ちやすい状態を作ること

日当たりと実際に育てた野菜

日当たりのよい場所を好む野菜は、最低でも直射日光が6時間以上当たる場所が理想的と言われています。
我が家のレイズドベッドは窓際に設置していますが、夏でも日中の日当たりは8時間ほどです。

決して一日中日光が当たる環境ではありませんが、日当たりを好む「トマト」も収穫することができました。
その他にも「キュウリ」「大根」「ズッキーニ」「キャベツ」などを育ててきました。

しかし、冬は、ほとんど日が当たることはありません。

そのため我が家では、

秋~冬:落ち葉などを使って土づくり
     ↓
春〜夏:夏野菜を育てる

こういったサイクルでレイズドベッドを活用しています。

レイズドベッド栽培は、葉物野菜から果菜類まで、幅広い種類の野菜を育てることができます。
最初の準備に少し手間はかかりますが、一度土の環境を整えると、毎年の栽培が楽になり、自然の循環を感じながら家庭菜園を楽しめる方法です。
プランター栽培から一歩進んで、少し本格的に野菜づくりを楽しみたい方におすすめです。

興味を持たれた方へ

円形のレイズドベッドは、ジョイント部分をつなげるだけで製作することができます。
また、場所を取らない四角型のレイズドベッドの製作方法について、旦那さんが紹介しているサイトがあります。

私自身、こうした製作作業は少し苦手なのですが、こういうことが得意な旦那さんに製作してもらいました。
家庭菜園のスペースや目的に合わせて、レイズドベッドづくりの参考にされてみてはいかがでしょうか。

▶ レイズドベッドの製作リンク:詳しくはこちら

菜園での栽培

最後に、菜園でのメリット・デメリットについて、軽く触れておきます。

【菜園での栽培のメリット・デメリット】

👍メリット
  • 幅広い種類の野菜を育てられる
  • さまざまな栽培方法に挑戦できる
  • 大量の収穫を楽しむことができる
🙅デメリット
  • 菜園まで出向く必要がある
  • 畝立てなどで体力を使う
  • 草むしりなどの管理が必要になる

菜園を借りたり、取得することができれば、家庭菜園の可能性は大きく広がります。

実は、野菜の育て方は、農家さんや菜園愛好者によってさまざまです。

「有機農法」「菌ちゃん農法」「自然農法」など、さまざまな方法に挑戦できることも、菜園の大きな魅力です。

ただし、家の目の前が菜園でない限り、定期的に通う必要があります。
そのため、庭で栽培する場合と比べると、野菜の変化を細かく観察したり、収穫のタイミングを調整したりすることが難しい場合があります。

例えば、庭で育てていれば、キュウリの人工受粉など、こまめな管理によって収量を増やす工夫もできます。

一方で、菜園は広いスペースを確保できるため、その分、多くの野菜を育てられるという大きなメリットがあります。

畝立てや草むしりなどの作業は大変ですが、耕運機を利用することで負担を減らすこともできます。
最近では、小さな菜園でも使いやすいコンパクトな耕運機も販売されています。

▶ 省スペースで使い勝手が良い耕運機のリンク:詳しくはこちら

こうした道具を上手に利用することで、すべて手作業で行っていた頃と比べて、作業負担は半分ほどになったと感じています。

今、私は、4m×4mの区画を4か所借りています。
この広さで、だいたい作業時間2~3時間、週に2回くらいで管理しています。

管理の手間はかかりますが、土に触れながら生活することには、野菜を収穫できる喜びだけではなく、自然との触れ合いやアーシング※2などを通して、心身のリフレッシュにつながる大きな魅力があると感じています。

※2 アーシング:素足で地面に触れることで、体を大地(アース)と電気的につなげる考え方。自然界の微弱な電位と触れ合うことで、リラックスや心地よさを感じる習慣として、健康法や癒しの一つとして取り入れられている。

まとめ

家庭菜園を始めるための、さまざまな方法を紹介しました。

栽培規模や本格度の目安として、次のように考えていただくと分かりやすいと思います。

プランター栽培:コスト抜群、手軽に始められる
ガーデンエッジ栽培:プランターより水の管理が楽
レイズドベッド栽培:庭を活用しながら、幅広い種類の野菜を育てられる
菜園での栽培:本格的な野菜作りができる

それぞれの方法には、メリット・デメリットがあります。
大切なのは、自分の住環境やライフスタイルに合った方法を選ぶことです。
私の経験が、家庭菜園を始める際の参考になれば何よりです。

最初から完璧な方法を選ぶ必要はありません。
まずは始めてみて、育てながら試行錯誤し、自分に合った栽培方法を見つけていくことも、家庭菜園の楽しみの一つだと思います。

お読みいただきありがとうございました。


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参考文献・引用元

この記事で解説した内容は、以下の信頼できる文献をベースにしています。

データ引用・参照元

記事内の客観的な事実や統計については、以下の公的機関および専門データを参照しています。

日照不足?トマトが赤くならない原因と対策|ベジパレット

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/genetically_modified_food/

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